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ベター・ハーフ

2015年04月20日 14:32

4/19日(日)13:00回。

これが最初で最後の生観劇なので、
この回ならではの出来事レポなどは特になく、ただの感想です。

ネタバレ全開なので未見の方はご注意ください。
「舞台全体について」

・私は舞台っていったらほぼほぼ風間さん出演ものぐらいしか観てない人間なので、鴻上さんの舞台は初めて観た
んだけど、鴻上さんの台詞回し(?)の感じがだいぶ好みだった。分かりやすい例だと、スガコ脚本ドラマだとどんな役者さんが台詞言っても見事に全部がスガコ節になるじゃないですか。怖いぐらいに。ああいう個性というか、流石にあそこまで強烈ではないんだけど。鴻上さんがニュアンスの細かい違いにこだわって生み出した台詞たちを、それぞれの役者さんが実際に言葉にして感情を乗せた音として発された時の雰囲気がとても好きだなと思った。真摯な台詞も情けない台詞もかなりな下ネタ台詞でさえ、どんなセリフも発された途端、優しくて愛おしくて。そしてシンプルに美しく響いてくる。鴻上さんの全作品がそんな感じなのかこの作品に関してだけなのかはわからないけど。この舞台を観てる時の第一印象はそれだった。

・話が進んでいくうちに、それは鴻上さんが登場人物、というか、どんなにダメダメでもその人なりに(ここ大事)あがいてあがいて必死に生きてる人間が好きだからなんだなというのがじわじわ伝わってきた。舞台上ではそれが4人なので、鴻上さんは舞台上にはいないのだけど(役としての声出演はあったけど)、神様視点的なものがこの4人への愛情にとても満ちているので、観てるこちら側にもすごい安心感があるというか。一緒に見守られているような気すらするような不思議な感覚があった。こちらは観てるだけなんだけど、ほっこりする。だからこの舞台好きです。パンフレットで4人の役者さんが鴻上さんに対して語ってた信頼感や安心感みたいなことが、すごく分かるなあと。

・あと私がこのお芝居かなり好きな理由、パンフ座談会での中さんの言葉ですごく納得した。キャスト全員そうだったのか!私、今までお気に入りになる人はほぼ100%近くそのタイプの人だから、それはある気がする。

・お話については、観劇前に導入部分のあらすじなんかはいろんな媒体で見てたんだけど、まさかその序盤から流れ流れてああいう結末にたどりつくとは。ありがちな展開だとあの4人の中で2組完成しちゃってそこで終わったりするんだけど、そうじゃないところがまたリアルでよかったなあ。どんなにどんなにどんなに好きだったり愛したりしていても結末的には結ばれないことなんて世の中ざらにあるんだもの。でもたとえ結果がダメでも、その過程はきっと無駄にはならないと信じたいというか、だから4人全員幸せになってほしいんだけど、特にあの2人にはいつか幸せになってもらいたいって強く願ってしまった。

・風間さんもパンフで言ってたとおり、ほんとにほんものの「ベター・ハーフ」に巡り会える人なんて、確かにごくごく一握りの人たちで、大抵の人はやっぱり「最高に合うってわけじゃないけど、まあ自分の周りの一定範囲内でいったらこの人かな」的な相手を好きになって、お互いが「唯一の存在」になっていくんだろうなあ。だから4人とも当初は「4人の世界」の中だけで好きな人ができる。でも傍から観てると、特に沖村と汀ちゃんに対しては、「そこまでその人に執着しなくても他にも世界はあるんだよ!」って余計なお世話ながらすごく言いたくなるというか。でも現時点では「その人」しかいないんだよなというのも分かるしジレンマ。だからあの最後は2人が救われた感じがしてよかったな。切ないけど。ほんと幸せになってほしいのよ...。(実際のお話ではないお芝居の登場人物に入れ込み過ぎ。)

・今回、割と話はサクサクと進んではいくのに、ひとりひとりのパーソナリティーだとかその気持ちがきっちり丁寧に掘り下げられたがっつり恋愛劇っていうのもよかったなあ。私は基本のんびりまったりぐずぐず人間なので、勢いがあってガッツリなアクションものとか、さっさか進んでくようなアクティブ系は置いてかれちゃう感強くて。いやそれはそれで華があって素敵だなとも思うのだけど。ただアニメでもそういう作品は観てても集中力もたないこと多いので、お気に入りさん出演もの以外はほぼ観なかったり。状況的に遠征がなかなかに厳しいから、近年は名古屋公演がある風間さん舞台しか観てなかったけど、何故か名古屋にくるのは苦手なアクションものばかりだったので、こういうゆっくり登場人物の気持ちに寄り添ってじっくりいろいろと思いを巡らせられるような、好みだと言える舞台を久々に観れてよかったです。東京まで行ってよかったなあ。そして久しぶりに生の舞台観て、遠征はなかなか難しいけどやっぱりたまには観たいものだと実感しましたよ...。ほんとにもし地元で公演あったら、あと何度かは観たい舞台。カメラが入ってたらしいのでDVDになったらいいんだけどな。発売が待ち遠しいです。

・劇中歌知らない曲ばかりだったけどどれもいい曲だった。中さんの歌声効果も大きいのだろうけど。沁みたもの。最後の曲だけは知ってた。母のカラオケ定番曲...。


「風間さん」

・まあ何より目当ては風間さんだったわけですけど、久しぶりの生風間...(感涙)。なんなんですかあの舞台上の奇跡的存在は(ふるふる)。

・スーツ姿可愛かったよおおおお。OFFにおうちでくつろぐ私服姿もさ...。そんなわけでサラリーマン役もっとください...。

・風間さんは特殊な役がすごくハマる人でそれはもちろん大好物なんですが、同時に、普通の男性をさらりと自然に演じられる役者さんでもいてほしいという身勝手願望を常々持っていたりするので、そういう意味でも今回の諏訪くん実によかった。普通男子枠的に、前ビジュのタクジさんと2TOPで並ぶぐらいには好き。仕事もできるし女の子にもちょいモテるっていう一見「普通男子よりスペック高くね?」みたいな男の人なのに、自分の意思を見失ってあっちにふらふらこっちにふらふら「お前は可哀想な方だったらどっちでもいいのかよ!?」とガクガク肩を揺さぶりたくなるぐらいにはイライラさせてくれるダメさ加減で、それがしっかり相殺されちゃうとかもう最高でした。優しい人なんだけど一番ひどい人とかどうなんだとか思いつつ美味しくいただきましたよ。どうでもいいけど、優しいんだけど自分の意思がなくて人の気持ちに割と鈍感って、女の子ばっかり出てくるアニメ作品とかでもモテモテ主人公の定番だよなあ...。

・ちょっとデキてコミュニケーション能力もあって仕事も恋愛も一見ソツなくこなせるみたいな諏訪くんは、やっぱり風間さん本人とリンクするところがあるというか、観ててあの雰囲気が実にしっくりくる。役としてはすごく相性いい役だなあと。もうあてがきレベルぐらいには。風間さん自身も、「役者として相手の要求にこたえることと自分の意思」について近頃考えてることが、諏訪とカブるみたいなこと雑誌で言ってたけど、そういうこと考えてる時期に、こういう比較的等身大な普通男性の役が回ってきたっていうのも、やっぱりある意味巡り合わせなんだろうなということはすごく感じた。そういう意味では、役者風間さんにとって、この舞台と諏訪くんという役こそ、「ベター・ハーフ」なのかもなあ。

・しかし「この役を風間さんに」って鴻上さんやっぱりよく見てらっしゃるのだな...。G2さんの時も演出家さんという人種はすごいなと思ったものですけど。そして今更風間さんと片桐さん対談ブロス読んだんですが、風間さんの演出家や監督に今まで散々言われて続けてきた発言笑った。今回鴻上さんにもいろいろ言われてるみたいですけど。(そういえばパンフで言ってたけど風間さんでも訊かれてすぐ解釈言葉にできないことってあるんだなあ。)演出家や監督の皆さん、殻破れ系発言はもっともっとばんばん言ってくださいw 今後も風間さんとそんな素敵な演出家さんたちとの出逢いが続きますように。鴻上さんともまた一緒にお仕事してほしいなあ。

・あとダンスね!私は風間さんのあのいつもの、シャキッパキッとしたあの清々しく荒ぶってる感じのジャニーズダンスも大好きなんですが、俳優ダンス、いいじゃないですか...。いつもより濃さはだいぶ抜けるけど、身のこなしがさらっと爽やかで軽やかで何とも楽しそうで軽やかでさあ...。軽やか2回言っちゃったよ。どっちにしろ風間さんの体の動きが大好きですね。あんな体かったいのにね!やっぱりガン観で目で追っちゃうものね!パンフで強制じゃなくなってから割と踊りたくなってきたみたいなこと言ってたけど、宴会ノリの気楽な感じでいいのでたまにはオタの前でも踊ってください...。

・観劇前のTLで「風間さんのもっとディープな恋愛ものも観たくなった」というお声をチラチラ聞いていたのですが、それがものすごくわかった。正直風間さんの恋愛もの、これまでも観たいという気持ちは割とあったんだけど、同時にそれがどこか現実的なものとして思えないようなところもあって。風間さんが「怖い日曜日」で初めて(だったと思うけど)車を運転する役をやった時、オタさんたちの間で「風間さんアクセルとかブレーキに足届くの大丈夫なの...」と妙な心配されたことがあったり、「刑事」でも、「あの可愛らしい童顔でベンツ乗り回すとか画的に大丈夫なの...。ていうか(別ゴト思い出す例のあの)ジムシーンとかも大丈夫なの...」とか思っちゃうような、何かそういう感覚に近いものがあったというか。相手はとっくに三十路既婚者なのに深めな恋愛演じてるとこがピンとこないというのもどうかという話だったんだけども。でも、真野ちゃんとのあの台湾シーン観て「これはいける...」と拳握りしめたよ。だからどなたか早く風間さんにそういうお仕事ください。

・EDで最後に名前が出るのやっぱり感慨深かったですよう。カテコで「ありがとうございました!」ってお辞儀するのも、袖に捌ける前に毎回笑顔で両手合わせてるのももうほんと可愛くってね...(涙)。舞台そのものはもちろんだけど、あのカテコでもよい演出家さんと共演者さんに恵まれて、日々充実してるんだなあというのが表情からすごい伝わってきて。個人的に好みだから余計になんだけど、本当にいい作品だと思うし、この「ベター・ハーフ」が風間さんの初主演舞台で心底よかったなあと思います。風間さん改めて初主演舞台、おめでとうございました。(しみじみ)


「真野ちゃん」

・真野ちゃんは風間俊介と内山昂輝という私の現時点2大お気に入りさんの彼女役(しかも割と2人を振り回す系)経験者という時点で、もう相当なリスペクト対象だったりします...。あとほんと足細い。風間さんが思わずローキック発言したくなる気持ちわかったもの。それはともかく、あんな可愛らしい子が下ネタ台詞ガンガンで大丈夫なのか的な感想割と見かけたけど、真野ちゃんは「みんエス」で既に結構な下ネタこなしてたし、まのふれさんたちもそこは耐性身についてそうだなとは思う。そして満島さんもそうだったけど、園監督ヒロインに選ばれるだけあって、やはり相当気持ちの強いお嬢さんなのだなというのは今回のお芝居観てても感じましたよ。Sな風間さんが珍しく年下の女の子にやり込められる図なんてものを見せてくれた点においても、ええ、リスペクト対象です...。コスプレ可愛かったしね。にしても真野ちゃんは小悪魔女子似合うね。


「仁さん」

・うちの母に「風間くんの他に誰が出てる舞台なの」と訊かれて名前言ったら首を傾げられたけど、「いや絶対知ってるから」とパンフ写真を見せたら1発で「ああ!」となったのがやっぱりさすがだなあと。そこもなんだけど、仁さん出てくると舞台上の温度が瞬時に2~3℃ガッと上がる感じするのがやはりすごい。エネルギー生命体が熱発しながら輝いてるみたいな感じして、いる時といない時が全然雰囲気違う。○○力(パンフ内容そのままの語なので一応伏せ)納得ですよ。そりゃあれは風間さんも嫉妬しちゃうよ。あと基本母性本能とかあまりないタイプなはずだし風間さんファンだから諏訪くんに意識いってても、「沖村あんなダメな人なのにもうとにかくなんでこの人こんな可愛いの!(悶)」となるあの可愛らしさすごい。


「中さん」

・鴻上さんがおっしゃっていたとおり、やっぱりこのお芝居、中さんが核だったのだなあと。風間さんはお気に入りさんなので別として、パンフの出演者コメントで一番心に残ったのは今回は中さんだった。台本読んでの感想の言葉とか、トランスジェンダー汀ちゃんという役への取り組み方とか、偶数人数であることについてとか、その上での鴻上さんの存在についてとか。全体をすごくよく観てて物事の本質をピタッと捉えられる頭の良い方なんだなあと。汀ちゃんは人の心の動きにとても敏感だったりするけれど、そういうところは何となく重なるというか、中さん自身がそういう、周りをちゃんと観てる人だからこそ演じられる役というか、そういう汀ちゃんになるべくしてなったのかなという気がした。

・そして歌は言うまでもなく素敵なんだけど、歌が出過ぎることもなく、かといって他キャストの芝居に埋もれることもなくだし、諏訪と汀ちゃんカップルも長身美女と可愛い小柄男子ってどうなのかとそういう展開になりそうな時思ったけど、汀ちゃんほんと可愛くてな!もう沖村と汀ちゃんの2人はほんと可愛くてな!まあその辺りのバランスも丁度よくて。そういうバランス感覚のすぐれた人が核だったからこそ、この舞台成功だったんだろうなあと。素敵でした。


「どうでもいいい旅行記」

・何年ぶりかの東京な上、下北沢とか初だったので無事たどり着けるのか心配でしたが、ふたを開けたら開場時間30分以上前に着いちゃって拍子抜け。せっかくなので劇場下のヴァンヴィレぶらぶら。発売日1日出遅れて結局名古屋で買いそびれ、かといってあまぞんとかで買うのも微妙だなとか思ってた、風間さん仁さん表紙対談ブロスがまだあったので、きっとこういう運命だったんだな!といそいそ購入し、開演前座席で読みふける。最初のページの油断しきってる感じの立ち方というか緩んでる足のラインよいなあ。そしてブロスの鴻上さんコメントすごく好き。最初4行ぐらいが特に好き。

・舞台終わったら速攻帰ろうと思ったのに帰りは道に迷う。(行きさえ何とかなれば帰りはどうでもいいとかリサーチを怠ったためなので自業自得というかある意味予想済み。)帰りの山手線が、品川駅で乗客が線路に物を落として非常ボタンが押されたとかで2分ぐらい止まったプチハプニングはあったものの、あとは新幹線に乗ってひたすらパンフ読んで舞台思い返してたらあっという間に名古屋だったけど、こんなに朝から晩までどっぷりオタごと浸かるの久々だったので幸せでした。遠征やっぱり楽しいし生で観る舞台(しかもだいぶ好み)はやっぱりよかったなあ。満足でした。楽しかった!



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